そもそも人間の食事は肉よりも果物と野菜を主としたものでした。
遺伝子的に人間と 1.2%しか異ならないチンパンジーの食生活を見てみると、
50%が果物、40%が野菜、5%が根菜類、残り 5%が動物性食品です。
人間の歯の数からも食事のバランスが見えてきます。
人間の歯は親知らずを含めて 32本です。
植物を食べるための門歯 8本と臼歯 20本は 87.5%(=28/32)、
肉を食べるための犬歯 4本は 12.5%(=4/32)となります。
人間が肉よりも植物を主にした食事が適していることが見えてきます。
これらから自分の食生活を振り返ってみると、
これらのバランスとはまったくかけ離れていることが見えてきます。
お米や小麦を主食としているため、
チンパンジーほど果物と野菜の比率を増やすことはできませんが、
それでもお肉の割合が多くなっていました。
お肉も牛豚鶏を減らして魚に移行させていますが、
それでも人間の歯のバランスには達していないと思います。
無理にこれらのバランスに会わせようとするとストレスになります。
また、外食が入るとなかなかこのバランスは満足できません。
頭の片隅において、努力目標としてだけ設定しておきましょう。
|