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	よく噛んで食べることは大切です。
	
	昔は早く食べることが一つの能力であるように言われた時代があります。
	しかし、噛む回数が不十分であった場合、
	消化に多くの消化酵素が必要になります。
	 
	十分に消化されなかった食べ物が腸内までたどり着き、
	悪玉菌の餌となっててしまいます。
	よく噛むことで食べ物は消化しやすくなります。
	食物の中にある炭水化物&たんぱく質&脂質などは消化酵素によって分解され、
	アミノ酸&ブドウ糖&脂肪酸などに分解され、
	栄養として身体に吸収されます。
	 
	消化酵素で分解するときには出来るだけ細かくなっているほうが分解しやすくなります。
	これは砂糖が水に溶ける仕組みと同じです。
	水の中に飴玉を入れても、解けてなくなるまでには時間がかかりますし、
	かなりかき混ぜてあげなければいけません。
	しかし、同じ重さの砂糖を入れた場合、粉状に細かくなっているため、
	少しかき混ぜるだけで溶けてくれます。
	このように、消化作業をスムーズに行なうためには、
	よく噛むことが大切なのです。
	 
	脳の発育に関しても、ねずみを使った実験では、
	噛む事によって学習能力が高められることが指摘されています。
	食品メーカーから出される新製品では硬いものが人気がないという理由でやわらかいものが発表されいると聞きます。
	子供の将来を考えた場合、よく噛むことが出来る商品が期待されます。
	
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